サラタガタイの運河について昔話


昔、サラタガタイという体の大きな英雄がすんでいました。
サラタガタイには、きれいな娘がいました。娘は遠い所の人と結婚しました。娘は遠い所へ行く時、故郷の水が欲しいと言いました。それで、サラタガタイが「ホブド川の水よ、中国まで運河で流れて行け」と言うと、水はひとりで中国まで流れて行きました。サラタガタイが「水よ帰って来い」というと、水は故郷に帰って来ました。水が故郷へ帰って流れる時、娘は故郷の水からひしゃくに一杯とりました。それで、内モンゴルに「ひしゃく」という名前の湖があります。水が帰る時、サラタガタイは泥を捨てました。その泥は小さな山になりました。サラタガタイの運河はエレデネブレン村とザブハン県にあります。
サランツェツェグ(夕子)