研修ツアーのコースとスケジュール決定!

ホブド大学の観光日本語科の三年生の学生たちが毎年やっている研修のためにホブドから、万年雪のあるツァンバガラブ山の中腹、バヤンウルギー県のアルタンツォグツ村のタワン・ベルチル山というところへ行くスケジュールを作りました。山の上で、乗馬トレッキングもします。スケジュールに入ったところの景色がきれいだし、歴史を表しているところがあるし、面白いので皆さん私たちのこの研修に参加してください。
        
一日目/7月25日(土曜日)
午前
ホブド市から出発
1.ハトー峠
午後
2.ドンド・ハル・ウズールで万年雪のあるツァンバガラブ山(海抜4208メートル)を見る
3.宿泊地ハシャート・アム (クラスのサランツェツェグの家)に到着
4.宿泊地そばのホンギオの鹿石、立石墓、岩壁画を見る
(90キロメートル)

二日目/7月26日(日曜日)
午前
ハシャート・アムから出発
1.ハシャート峠
2.ホンゴル・ウルン湖を見る
3.ボルガスト谷フシュート・アムの石人を見る
午後
4.オロン・ノールの石人を見る
5.宿泊地ホーギーン・ボラグ(クラスのトゥメンジャルガルの家)に到着
(86キロメートル)           
     
三日目/7月27日(月曜日)
午前
1.ホーギーン・ボラグ出発
午後
2.宿泊地タワン・ベルチル山のオルド・サラーに到着
(ツァンバガラブ山の中腹、海抜3000メートルで、遊牧民が夏を過ごす所)
(16キロメートル)
    
四日目/7月28日(火曜日)
午前
1.宿泊地からノゴーン湖へ(乗馬トレッキング)
(往復6キロメートル)

五日目/7月29日(水曜日)
午前
1.宿泊地からオシャール滝(乗馬トレッキング)
2.タワン・ベルチル山のワンセンベルー(トウヒレンの仲間の薬草)を見る(乗馬トレッキング)    
(往復10キロメートル)
        
六日目/7月30(木曜日)
午前
1.宿泊地で遊牧民の生活を見る、体験する
2.ホルホグを作る(元気が出る料理)
3.パーティーする
   
七日目/7月31日(金曜日)
午前
1.宿泊地タワン・ベルチル山のオルド・サラーから出発
2.アルタンツォグツ湖
3.ホンゴル・ウルン湖
4.ハシャ−ト・アム(クラスのサランツェツェグの家で昼ご飯)
5.ホブド市に戻る
(162キロメートル)   

観光日本語科の三年生のクラスの学生は12人です。
男子の学生は一人、女子の学生は11人です。バヤンウルギー県からきた学生が一人、オブス県からきた学生二人、ゴビアルタイ県からきた学生一人、ホブド県のホブド市の学生が四人、ホブド県のほかの村から来た学生が四人です。
研修をするバヤンウルギー県へ行く途中でクラスの学生サランツェツェグ(夕子)、トゥメンジャルガル(数男)の家があります。この学生たちの家族は遊牧民で、途中で泊まっていくので楽しいですよ。

写真の後列左側から:ドゥーリーマー(満)、ジムセー(香)、バイガル(景子)、エンフマンダフ(栄子)、バトチメグ(章子)、オドンチメグ(紀子)、オランツェツェグ(雅子)、
前列左側から:サラントヤー(弥生)、ミャグマルジャルガル(喜子)、トゥメンジャルガル(数男)、エンフバト(睦子)、サランツェツェグ(夕子)
皆さん私たちと一緒に旅行しにぜひいらしゃってください。私たち待っています。
      
           
〔指導教官から日本の皆様へ〕

1.上記の旅行コースは、ホブド大学観光日本語科3年生を修了し、9月から新4年生になるクラスの学生12人が、これまで学んできた観光学、自然学および日本語の知識を生かして、自分たちで作った、日本語通訳ガイドの実習をするためのコースであり、旅行会社が実施するものではありません。コースの内容、日程等について、ご希望があれば、変更も可能ですので、ご遠慮なくご意見をお寄せください。

2.旅行中の通訳、ガイド、食事の調理もふくめ、車両の運転以外はすべて、観光日本語科の学生12人がさせていただきます。サービスの質等、至らないことがたくさんあると思いますが、将来優れたサービスのできる通訳ガイド、観光マネージメントができるようになるための実習であるということで、ご了承いただきたく思います。このコースには、私も指導教官として同行いたします。旅行中、学生に対しても、指導教官の私に対しても、忌憚のない、厳しいご意見、ご指導をいただきたいと思っております。

3.学生たちは、コースが予定通り実施できるよう、できるかぎりの努力をいたしますが、様々な事情のため、予定通りにいかないこともあるかと思います。

車両、運転手につきましては、現地事情をよく知ったベテランの運転手を雇い、車両の整備も十分行いますが、ほとんど舗装道路がなく、土や砂利、岩などの多い整備されていない道を行くコースですので、パンク、オーバーヒートをはじめ、様々な車両のトラブルが起こりがちです。また、関係者の時間に対する感覚も日本とは異なりますので、学生の努力だけでは旅行が思い通りにいかないこともあります。予定時間に目的地に到着できない、または、予定コースを変更するなどの事態もあり得るということを、あらかじめご了承ください。

4.携帯電話をご利用の方は、コースのほとんどの区間で、電話が利用できないことをご承知おきください。ホブド市内と、ボルガン村センターでは、通常、携帯電話が使えますし、ホブド市からは、通信局での国際電話の使用も可能ですが、諸事情で通じなくなることもあることも、あわせてご承知のうえ、ご了承ください。

5.旅行中、事故やトラブルがあった場合、被害を最小限に抑えるための努力はいたしますが、ホブド大学としては、お客様に対し、何らの補償もできない、ということをご承知の上、ご了承ください。海外旅行保険に加入するなどの対策を、あらかじめとった上で、ご参加ください。

6.コースの参加費用は、コース出発日からコース終了日までの7日間の車両・食費の実費のみをいただきます。
目安として、5名様のご参加があれば、50万トゥグルグ(日本円で3万5000円程度)とお考えいただき、参加人数によって、料金の変更もあることをご承知置きください。料金はモンゴルのトゥグルグの現金で、ホブド市においでになってから、コース出発前日までに、私のほうにお支払いいただければと思います。なお、ホブド市では、日本円からモンゴルトゥグルグへの両替ができませんので、日本円をお持ちになる方は、ウランバートルで両替のうえ、おいでください。アメリカドルからモンゴルトゥグルグへの両替はホブド市内の銀行でできますが、レートはウランバートルのほうがいいかもしれません。

また、モンゴルは世界的なインフレの波の中、物価の高騰、特にガソリン代の高騰が激しく、予想外の物価高騰があった場合、費用が50万トゥグルグを超える場合もあるかもしれません。
その際は、できるだけ早めに詳しい事情をお知らせするよう、努力いたします。
また、ホブド市にいらっしゃるまでの航空券の手配、交通費、および、ホブド市内でのホテルまたはツーリストキャンプの宿泊費は、お客様ご自身が、ご負担ください。
ホブド市内での宿泊の予約は、もちろん無料でお手伝いいたしますので、ご遠慮なくお申し出ください。
 なお、学生は、大学から出ている実習用の費用のうえに、自らも出費して参加しますので、お客様からいただくのは、お客さまがお使いになる車と食費のみです。

日本語教師から、学生の名前について
ホブド大学観光日本語科では、学生からの希望に基づき、全学生に日本語名をつけています。
日本語名をつける主旨は、学生のモンゴル名の意味を表す漢字の中から、本人の容貌、性格、雰囲気に合い、名前としても適当な漢字を選び、漢字圏ではないモンゴルの学生にも、漢字に親しみや興味を持たせ、漢字学習への意欲向上に役立てることです。
また、日本の皆様にとっては、覚えにくいモンゴル名に併せて、同意の日本語名があれば、学生の名前が覚えやすく、親しみを持って接していただけるのではないかと思っております。
あくまで、学生の側から「日本語を習っているから、自分の名前を表す日本語の名前をつけてほしい」との希望があった上で、行っているものであり、教師の側から押し付けているものではないということを、よろしくご理解いただきたく存じます。



このほか、詳しいことについては、指導教官の私まで、直接電話またはメールでお問い合わせください。
電話は、日本からおかけの場合、モンゴル国の国番号976のあと、続けて99297429におかけください。メールアドレスは、fumichan500@yahoo.co.jp です。
               文責:ホブド大学日本語教師 木本文子