ダンシグナーダム&日食ツアー


これは、7月25日〜8月3日まで、10日間にわたって行われた「日本語ガイド研修旅行」の日記です。
3年生修了生(9月1日からは4年生)15人が、自分たちで企画し、開始から終了まで、自分たちだけで、
通訳ガイドを勤めました。
ご参加くださった7人のお客様、本当にありがとうございました!


★明日から、いよいよ研修!(7月24日)
研修の準備を終わって、皆それぞれ自分の物の準備をしに帰りました。ガルバドラフとアリオンボロルと私が、木本先生と一緒に、空港へ二人のお客さん迎えに行きました。紙に「ホブドへようこそ」と大きい字で書いて、ドキドキしながら待ちました。いらっしゃった二人が飛行機から降りて出て来る時、私が二人を見てとても親切で面白そうな人だと思いました。その二人のお客さんが、学生達に色々な日本の物をプレゼントしてくれました。その中で一番うれしいのはデジタルカメラと電子辞書でした。それをもらった私達はとてもうれしかったです。

★ダンシグナーダム
・1日目(7月25日)
10時30分に広場へ行きました。皆11時に集まる予定でした。お客さん6人だけど、二人は今日のバスで着く予定でした。学生がそれぞれ自己紹介して、車が来たらナーダムの開会式を見に行きました。開会式が12時からといったけど、12時45分から始まりました。開会式が終わったら、1歳の馬の競走を見に行きました。1歳の馬が走って来るのはとてもかわいので、お客さん皆驚いていました。馬に乗った子供もかわいかった。二人のお客さんが到着したと連絡があって、皆1台の車で皆乗って川へ行きました。そこでまた二人のお客さんに自己紹介して、昼食を食べながら遊びました。また戻って行ってジョロー馬の競争を見に行きました。ジョロー馬は側体歩の馬で、普通の馬と走り方も違うし、乗る人は大人です。ジョロー馬が1.5キロでずっと回って走ります。それを終わって、皆帰りました。帰る時道がすごく込んでいました。車がホテルの前に止まって、皆それぞれ自分の家へ休みに行きいました。


・2日目(7月26日)
朝8時に集まりました。今日はいい天気でした。皆集まって博物館を見に行きました。特に博物館が面白かったと思います。博物館で2時間ぐらいたって、終わったら二つに分かれて、Aグループは先に競馬やっている所へ行って、Bグループは昼食を食べにイフモンゴルへ行きました。イフモンゴルでツイワンを食べました。飲み物自分の好きな物にして飲みました。ようこ先生がビールを飲むのが大好きだから、ビールをよやくしました。食べ終わって、皆、競馬をやっている所へ行きました。今日は、競馬の中で4歳の馬を見るのが大事です。4歳の馬が35キロを走って来て、一位になった馬にさわったら、皆1年元気が出るということで、人がたくさん見に来ます。皆も警察にしかられても、さわりました。お客さんの中で二人のお客さんはさわることが出来ました。帰る時車がいっぱいで、砂ボコリがたくさん出て、道が見にくかったです。途中でバータルハイルハン山の近くに止まって、岩壁画を見ました。岩壁画について説明を私がやりました。前の日に翻訳しましたから、めちゃくちゃ話しました。それで皆帰りました。


・3日目(7月27日)
朝8時30分で、前と同じように広場で集まりました。今日は特にホブドの部族たちの祭りで、皆でスタジアムへ行きました。今日はとてもあつかったから、ずっと席に座るの大変だから、皆二人、三人にわかれて、お客さんを連れて行ったり、お客さんの行きたい所へ行って通訳していました。初めて皆通訳をしていたから、わからない言葉がたくさんありました。その時、皆に間違えている文法とか、新しい言葉を教えていました。言葉が足りなくても、通訳をするのはとても面白くて、私たちにとても役に立ちました。部族たちが自分たちの特徴を表す服を着ているのは、とても珍しいことでした。それを見て、お客さんがとても驚いていました。それぞれ皆帰ったり、昼食を食べに行きました。私は、はるかと一緒にホーショールを買って、川のそばへ食べに行きました。食べ終わって二人は帰りました。
 −ニャムツェツェグ(晴子)−










★日食ツアー
・1日目(7月28日)                       
今日はいい天気で研修が始まっていますから、気持ちがよかったです。私のクラスは15人で、お客さんは8人、木本文子先生といっしょに研修しました。ホブドから出て色んな景色の自然を見てとても楽しかった。初めってガイドしてみているですから、私たちにとってガイドするのが大変でしたが、頑張らなければならないと思いました。今日は、私たちの見た場所の中で一番美しかったのが、高い所から見えていたハルオス湖やその回りにあるフフセルフ山脈、ツァンバガラブ山、ジャルガラント山、バータルハイルハン山脈のツァスト山でした。そして私たちの見た場所は、イシゲン丘の岩壁画、ボルウブドゥグの岩壁画、ホイトセンヘル洞くつの岩壁画、タヒルト盆地の匈奴の墳墓などです。私たちはボトゴン部落のナランボラグ鉱泉に泊まる予定でしたが、出発が予定より遅れて、そして見る場所をゆっくり見ながら行ったので、夜遅くなってしまいました。だから、ナランボルグ鉱泉まで行くのをやめて、ホイトセンヘル川の川岸に泊まりました。
 −サランザヤー(まどか)・ツェツェグスレン(桃子)−












・2日目(7月29日)
朝6時に起きてm朝食でバンタンという料理を食べました。朝m出発は時間通りでしたが、C車が洪水したトゥグルグ川にはまりました。A車にあった引く物は、引いている時切れてしまったので、後ろから来た車から引くものを借りて、C車を川から引いて出しました。そして車で走って、ナランボラグ鉱泉の所で昼食して、そのへんの所をお客さんと散歩して、楽しく過ごしました。ここから出発して、バヤンズルフの鹿石を見て、その後インデルトの穴を見ました。バヤンズルフ部落の鹿石は一箇所にたくさん集まっているから、私達に面白かった。インデルトの穴を過ぎて、去年見つけた石が並んでいる遺跡をよく見たら、鹿石だという事が分かって良かった。そのあと車で、今晩泊まる所までずっと走りました。どうしてかというと、朝C車が川にはまったり、ナランボラグ鉱泉の所でたくさん時間を掛かったので、予定から遅れたからです。走っている道は難しくて、凸凹でしたので、お客さんは眠れませんでした。そして、こんな難しい道を暗くなった時、車で行くのは運転手さんの勇気がすごいねとお客さんが言いました。夜11時ごろ、泊まる予定だった遊牧民の家に着きました。もう夜になって、そのうえ皆疲れたので、夕食は遊牧民の家でお茶とパンを食べて休みました。
 −ツェンドツェセン(寿子)・ゾルツェツェグ(栄)−  











・3日目(7月30日)
一日中、アルタイ村の田舎にある、今年の春卒業したトヤーバドラフくん(光男)の家で過ごしました。私たちは昨日の夜、12時ごろに来たんですから、朝遅く起きました。朝起きて、高い山に囲まれた渓谷沿いに遊牧民たちのゲルが並んでいるのが、とても美しく見えました。朝ご飯で、お客さんににんじんのサラダとご飯を上げました。学生たちはみんなでパスタを食べました。そして、ガルバドラフ君とトヤーバドラフ君が、羊と山羊を解体しました。山羊と羊の内臓を、学生みんなできれいにしました。羊と山羊の五臓という料理を作って,ゲルの中で食べました。五臓という料理について、アリオンボロルさんが説明しました。そのほかに、タルバガンをダワーさんニャムツェツェグさんが解体しました。タルバガンの肉を食べて、お客さんはとてもおいしいと言いました。昼雨が降りました。雨が降る時、学生たちみんなゲルの中で、お客さんといっしょにトランプとか色々なゲームをして、楽しい話を話しました。雨が止んで日が出て、天気がよくなりました。そして、みんながホルホグ作る準備をする時、エンフジャルガルさんとエルデネチメグさんは、お客さんといっしょ山に登りました。山の上から見たら、隣にある山とか、下にある遊牧民たちの生活の様子が、とても美しく見えた。お客さんは山の上で絵を書いたり、写真を取ったり、とてもうれしそうでした。そのあと、みんなでホルホグを作る方法を見に、ゲルに戻りました。ホルホグはガルバドラフくんが作りました。ホルホグを食べたお客さんが、ホルホグという料理について質問をして、学生たちが答えました。お客さんにとって一番おもしろかったことは、ホルホグの熱い石を手で持つことでした。モンゴルでは、ホルホグの熱い石を手で持つと、体の疲れがとれると言われています。そして夜になりましたから、お客さんはゲルに入りました。夜寝る前に、先生といっしょに星を見て、私は自分の山羊座の星を先生に教えてもらいました。私はその時初めてきれいな星を見ました。その夜は今でも心に残っています。
−ハンドマー(妙子)・エルデネチメグ(珠子)−












・4日目(7月31日)
この朝は7時ぐらいに起きて、パスタを食べました。お客さんは雑炊を食べました。見る所がたくさんあったから、9時ぐらいに遊牧民の家の外で、皆で集まって牛乳を飲んでmすぐ出発しました。出発する時牛乳を飲むのは、モンゴルの習慣です。習慣の意味は、長い道中を車が故障しないで行くということです。
今日のコースで
―ナリーン川の岩壁画―ボドンチ渓谷
ラクダ岩
―センジト岩
―犬岩
―新アルタイ村のセンター
―アルタイ村のセンター
―ゴビの大禁猟区のタヒオス
などのたくさん場所を見るから、お客さんは疲れるかもしれませんと思いましたが、実際に疲れたようすが見えなかったから、よかったです。そのコースの中で、センジト岩で、運転手さんとお客さんが川に泳ぎました。そのなかで、石川さんが泳ぐのがすきな人だと思いました。雲母の洞くつは、とても美しかったです。私たち洞くつの中に入って、みんなで写真を撮りました。コースでアルタイ村まで行くとき、橋が9本あると運転士さん言ったけど、私は途中で寝てしまったから、6本だけ見ました。アルタイ村に行って、ミネラルウォーターとか、菓子パンを買いました。9時ごろ、ゴビの大禁猟区のタヒオスという所に着きました。
 −ダワー(望)・オルギル(湧子)−










・5日目(8月1日)
朝、私たちの泊まっていた所の近くに、18頭ぐらいの野生の馬が来ていました。それはとても運がよかったことでした。朝食の後、クラス学生たちが野生ロバ、馬ガゼル、サイガについて説明をして、それから野生の動物見るために、東の方へ出発しました。3台の車で、ガゼルが走っているのに出会いました。本当に近くから見ました。また、一頭の野生のロバを遠くから見ました。ゴビに野生の動物を見るのはとても珍しいことだから、とても運がよかったことでした。
それからヨルホン湖へ行きました。
湖を見るのだと思って行きましたが、真っ白い塩のある泥でした。タヒオスに戻る時、C車が泥にはまって、とても暑くて飲み水もないし、たいへんでした。その時、先生がお客様をA車に乗せて先に行かせましょうと早く決めて行かせました。その時、私はガイドする人は、何か問題が出たら、早く正しく決めるというのは大事だ、ということが分かりました。タヒオスに戻って来て、皆疲れていましたから、昼食の後、5時ごろまで休みました。
5時ごろから、今度の旅行のいちばんメインの日食が始まって、18時4分に全部隠れました。その時、夜と同じくらい暗くなって、星も見えていました。日食を初めて見ている私にとって、とても素晴らしいことでした。天気がよくてとてもきれいに見えましたから、それもとても運がよかったことでした。だから、お客様も私たちもとてもよろこんでいました。それで、皆日食の時いろいろなものから音を出すモンゴルの習憤のことをやりました。それから、学生たちでけん玉大会を行いました。その時、私たちのいた所の近くに、16頭ぐらい野生の馬が来ました。それもとても珍しいことでした。夕食の後、お客様と皆でバレーボールをしました。天気がよくて、とてもきれいな夜だったから、木本先生と星について勉強しました。それがとてもおもしろかった。今日は車が泥にはまったり、とても暑かったり、たいへんな日でしたが、素晴らしい日食を見て、その疲れを忘れて喜んでいたお客様の顔を見て、私もとてもうれしかったです。今日のいちばんたいへんだったことは、そんな暑い時、水が足りなくて、水があってもぬるい水しかなくて、冷たいものが一つもなかったことでした。そして私は、ガイドする人はたくさんの人の命を守る、大きい責任がある仕事だとおもいました。
 −エンフジャルガル(和子)・アリオンナー(直子)−










・6日目(8月2日)
今日は5時に起きました、それで朝食の準備しました。8時に朝食を食べました。それでツェツェグスレンとゾルツェツェグの体の調子が悪くなりましたから、木本先生が二人と一緒に、А車でアルタイ村センターの病院へ行きました。そのあと私たちはВ、С車で9時に出発するはずでしたが、前日の車の故障を修理しましたから少し遅れて出発しました。11時43分にアルタイ村センターに着きました。それで、アルタイ村からガソリンと飲み水など買ったり、井戸水をくんだりして、2時間半ぐらいいました。16時35分にヤマーン・オスの岩壁画を見に来ました。そこでヤマーン・オスの岩壁画をお客さまにアリオンボロルが説明しました。お客さんはヤマーン・オスの岩壁画を見て、感激していました。ヤマーン・オスの岩壁画は、他の岩壁画よりとてもきれいだし、絵のある場所が大きかったから、おもしろかったです。そしてヤマーン・オスの岩壁画を見たあと、ウエンチ村を通る予定だったけど、洪水になって道が悪くなったから、行くのをやめて、ボドンチ渓谷を通って、来た道をホブドへ戻ることにしました。それはちょっと残念でした。それでラクダ岩まで戻って、ここで泊ることにしました。そこで夕食を食べて、後でパーティーをしてお客様と私たちはみんなでたのしく過ごしました。
 −ガルバドラフ(隆)・ドゥルグーントール(温子)−














・7日目(8月3日)
今日は研修の最後の日です。お客さんは、今日2時に、マンハン村からゼレグ村へ行く予定ですから、急いで行くために、朝4:30に起床しました。そして朝食して、8:50に出発しました。急いでいたけれでも、私たちは行く途中でソタイ山とツァスト山が見える所に止まって見ました。それから出発して、マンハン村に2時頃着きました。そして、私たちはマンハン村のセンターで、お客さんにお土産をあげました。このお土産は、ホブドの人たちが自分で作った物です。この物を羊の毛で作ります。私たちのあげたお土産は、フェルトのラクダと、くるぶしの骨などです。
それからお客さんとお別れとお礼をしました。その時、寂しかったです。なぜなら、お客さんと一週間だけいっしょにいったんだけど、お客さんと仲よくなって、色々なおもしろい話をしていたからです。お客さんも私たちと同じような気持ちだったと思います。その後、お客さんはゼレグ村へ出発して、私たちはマンハン村の近くの川で遊んだり、泳いだりしてから、ホブドへ出発しました。研修の時、おもしろいこと、楽しいこともたくさんありましたが、難しいこともありました。この研修から、色々なたくさんことを知りました。これから私たちは、一生懸命勉強して、自分たちの専門のために頑張ります。
 −ガンツェツェグ(彩)・アリオンボロル(晶子)−












皆さん、またモンゴルにいらっしゃってください。来年の夏も、次の4年生が面白いコースを作って研修旅行します。日本の皆さん、たくさん参加してください。