標高2800mのゲル

ホブド県、アルタイ山脈山中のモンゴル一高いところ標高2400mに位置する村、ドート・ソムには、少数部族オリャーンハイ部族が数多く住んでいます。


その、ドート・ソム村落から、道なき道をジープに揺られて3時間、オリャーンハイ部族の老夫婦二人が生活するゲルが、川原の横にポツンとありました・・・ラクダも一緒です。


標高2800m、ゲルの中からたった一つある窓から見える山は3000m級、「昔は、そこの小窓から 野生の山羊を鉄砲で撃ったものだよ!」って、白内障を患っているであろうお爺ちゃん。


山間の静けさ、モンゴル酒アリヒを飲む音、私たちの歌、羊の声、ひと時の間逃げ出したラクダとそれをひたひた追いかけるお爺ちゃんの足音が、今も頭にぽつぽつと響きます。